いってんの沖縄食べ物とスポーツと酒

呑ん兵衛なうちなんちゅの備忘録

食酒左膳



この日は酒場にフラれること4件。
週末なんだけども、こんなにも空いていないとはねぇ。
お一人なら、栄町へぶらっとできるが、そうもいかない。
なんとなくといっては失礼だが、知人がココは「美味い」と聞いていたのを思い出して電話する。
ギリギリ席を確保できたよ、助かったなぁ。

とりあえずの一杯はいつだって生、ボクはエビス黒ハーフでとぅじはエビス。
泡に拘りがあるよね、うれしくなるなぁ 
ぷは~、美味い。

来た時のメニュー、肴は月毎で変るようだ。




店内の一部。
酒に拘りながらも、和ありかな。



料理は時間がかかるとの事。
純米、七笑いを二合呑んだ。
これ入れ物、粋でしょ。
ふたを抑えて、きゅーっと



お猪口に流す。
日本酒は深いよね、燗にしてもそうだけど、徳利、お猪口でも味わいが変わる。



さて、待っていましたよ、アテさん。
椎茸の魚介詰め焼きはなんとも雅。
小さいながらも宝石がいっぱい閉じ込められていて、食感もお見事。
どんな種の酒でも合うだろう。



国産牛ヒレと長芋の重ね焼きの素材を活かすソースは、まさに玄妙。
価格以上の幸せが訪れる。



神亀を燗でなんて贅沢な幸せ。
徳利、お猪口でいいでしょ。

あっ、画像は無いけどとぅじは白ワインのハーフ。



ナン生地のピザ(生ハム・桃・ブルーベリー)には、びっくり。
見事に酒のアテになるとは、なんとも匠の技。



カツオの和風香草和え。



薬味なんかいらない素材のよいカツオに、あえて香草とは恐れ入る。
その味は、伊(胃)やさしく広がる。
美味いなぁ。



冷やし野菜おでん。



素晴らしき肴に驚きの連続のトドメだった。
「冷やしだから」の先入観があったのだが、このおでんは冷やしだからこそ美味い(具を見れば分かるか)。
来る順番は偶然だったけど、〆にはぴったりの一品だ。
いや、アテの来る順番は、ちゃんと考えられていたのかもしれないなぁ。



いや~、店主の拘りが伝わる肴と酒には満足を超えた優越感が身体を満たす。
「居待月 隠れたる酒 ヌチ満たす」
猫も満足なんだろうね。



ここは本当に素晴らしき酒場。
身体が勝手に通うだろう。



宜野湾市宇地泊306
http://tabelog.com/okinawa/A4703/A470404/47005844/