~K・Kの食堂放浪記~
古きよき沖縄の名残があるよりゆっくり時間が流れる徳之島口撃編♪
みよ食堂
住所:徳之島町亀徳2184-49
徳之島観光連盟HP
http://www.tokunoshima-kanko.com/shop/miyo/
徳之島を巡る。。。
いつもなんだかノスタルジックな気分になるのである。
数多くある家族で営む店。
有り得ないほどの数の理髪店。。。
遅くまで開いている酒場文化。。。
イオンなど大型施設なんか無い。
場所によってはかなり不便だと思うしいい意味で余計なものが無い。
島の人は世話をやくというよりは、暖かく見守るという感じなのだろうか。
私にとっては居心地がよい。
徳之島のゆっくりとした時間に流され、地元御用達の食堂へ。
食堂なんだけど注文できるのはラーメン、ライスのみ。
お好みでショーケースから、もつ煮、とんかつ、卵焼き、漬物を取るという、下町にあるようなやり方。
しに呑みたい。。。
早い時間だけどお客さんいっぱい。
昭和。。。
ラーメンを注文すると「ご飯は付けますか?」と聞かれるが丁重に断った。
ショーケースからもつ煮を取りラメーンを待つ間周りを見渡す。
ほぼ全員が茶碗を片手に持ち、幸せそうにラーメンを啜る。
失敗したかなぁ。でも、仕方ないじゃないか胃袋はひとつなのだから。
届いたラーメンは、沖縄そばのようで潔い。
スープ醤油ベースで油っぽさを感じるしっかりとしたもの。
私の知っているラーメンの懐かしさ以前のラーメン。
大正ラーメンと勝手に名付けさせていただく。
映える飴色の三枚肉もまったく洗練されていない、なつかしい味。これでいいのだ。
もつ煮は濃厚でピリ辛。
思わず立ってショーケースからビールを取り出しそうになるが何とか持ちこたえる。
丁寧に処理され、しっかり煮込まれてるのが分かる。
会計を済ませ店を出る。
さらにゆっくりとした風にふかれる。。。
久々の徳之島。変わってない訳ではなかった。
いくつかの店は閉店し、エブリワンがファミリーマートになり、ドラックストアモリが出店し、付近の個人店、地元スーパーの価格設定が変わってしまっている。
20数年前、、、コイン握り締め商店、食堂を巡りおじさん、おばさんにかわいがってもらったものだ。
安室奈美恵、羽賀研二、なかいま強、沖水らが沖縄を広く知らしめ、みんなで大きくした沖縄。
しかし、失ったものも少なくないと思う。
妙にセンチメンタルになり、勝手に徳之島のこの先を憂うK・Kなのであった