この日は28日だった。
30日を以て歴史を終える飯やに別れ告げようと、お客さんで賑わう店内。
ボクもこれで最後になるはずなんで、店内ででもと思ったけど、
至高のハンバーグを家族一緒に食べるため、持ち帰りにした。
見よ、この潔い奴を。
お世辞抜きに至高のハンバーグとはコレ。
やわらかく仕上っているのが特徴で、なんとも濃醇かつジューシー。
素晴らしきソースと相まって、おそろしいくらい飯がすすむのだ。
息子、とぅじ初めて喰ったけど、でーじ旨いと喜んでいた。
そりゃそうだろう。
「別るるや 夢一筋の ハンバーグ」
思い或る飯やの閉店。
ここに昭和の歴史が、また一つ終わった。
永遠のものはないと認識しているが、悲しいものは悲しい。
蛇足だが、店内で喰う定食550円、弁当450円のやさしい謎は永遠なり。