いってんの沖縄食べ物とスポーツと酒

呑ん兵衛なうちなんちゅの備忘録

フェイク K・Kのつぶやき

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フェイク
1997年
出演:アル・パチーノジョニー・デップマイケル・マドセンアン・ヘッシュ
時間:147分

「お前だから 許せる」

裏切られ 殺されるのにそんな事を言える男
アル・パチーノ演じる マフィア レフティ

レフティーはいい人だ
しかし 環境は人を変えるおそろしい力がある
だから 強き者にへつらい 人への配慮が出来ず 卑屈 ケチになる
生きるため仕方ないのかもしれない

さえない不器用なレフティーは自身の功績を自負しているが認められず
いい年しているが年下の後輩と同列の下っ端扱い

いつものように仲間と集まり
いつのように時を流す

そこで知り合った ジョニー・デップ演じる ドニーの才能に
レフティーは うだつの上がらない 今が帰られるんじゃないかと
希望を見出す

レフティーは ドニーを溺愛し 家族以上の付き合いをする

ドニーはFBI潜入捜査官であり
レフティーに嘘をつき続け共に道を歩んで行く

物語は流れ
同列だった後輩がボスとなり力を持ち
才能あるドニーはいつしか 組織の中での立場がレフティーを超えていった

ドニーは守るべき家族がある
彼は任務 家族への責任 自身の変化に葛藤しながらも
不器用なレフティーを見捨てることが出来ない
そう レフティーは組織でお荷物になってしまっていたのだ
ドニーが側にいなくてはいけないのだ

嘘(フェイク)で始まり つないだ友情
しかし お互いを想う気持ちは本物だった
推測になるがレフティーは気づいていたのかもしれない
ドニーが側にいることで楽しく自身が輝くことが出来た
生きることより 活きることを選んだのかもしれない

彼らには嘘(フェイク)を超えた絆でつながっているのだ

許せる漢になりたいものである