いってんの沖縄食べ物とスポーツと酒

呑ん兵衛なうちなんちゅの備忘録

吉田類の酒場放浪記 ~吉田類 コザの地で宙に舞う~

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先日の金曜日、ミュージックタウン音市場にて、ボクが師匠と仰ぐ酒場詩人吉田類先生の講演会&新年会に参加してきました。

師匠は、2015年12月4日(金)以来の沖縄での講演会となる。

まずは、モルツをね、ぷは~、

ここに来る前にコザ足立屋で一杯やってきたけど、呑み直しのビールも、また美味いものだね~

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今回も、意表を突いて舞台とは反対から、例のテーマソングで登場。

会場は一気に盛り上がる。

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今回は「ハイサイ グスヨー チュウウガナビラ」ではなく、普通の挨拶をする師匠。

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師匠、最初から酒を呑んだ話をする。

年末から、酒の呑む量がハンパじゃなかったとの事。

札幌→福島では、フェイスブックで、5時間だったかな? ゲストにいろんな人を交えて、呑むだけの番組を放送していたらしい。

その後、東京へ戻り、高尾山へ行くが、そこでも茶屋入ると、飲むのはお茶でなく酒。山を降ると、毎年1月3日に行う、いつもの店、いつものメンバーで新年会を行う。 

そんな状態だったから、意識がもうろうとしていたそうだ。

師匠もさすがに、これではまずいと、酒は呑まない日も必要だと改めようとするが、焼肉を食べ、結局ビールを呑むという生活で、アルコールを口にしない日はなく、何時、あの世にバタッと逝くか分からないと言っていたが、それはそれで、自ら望んでこの様な生活をしているから、仕方ないし、今更どうのこうの出来ない。覚悟しているとの事。

師匠の強い信念と覚悟が伝わるなぁ。

 

師匠曰く、酒は健康のもと。酒のおかげで肌がツルツルしている(皆爆笑)一番はストレスを溜める事がダメ。

酒を呑んでストレスを溜めていない事が、師匠の健康の秘訣だと。

酒は呑めない人は、踊るといい、と師匠。

前に阿波踊りを自己流で踊った。そうすると、ハイテンションになり、気持ちよくなって、スッキリする。 

沖縄には、泡盛の酒文化と、琉球舞踊、エイサーなど踊りの文化がある。

なので長寿なのだ。とは、師匠の持論。

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師匠、ロケ先の波照間へ船で、海上4メートルの波を突っ切って行った時は、船酔いより、死の恐怖が強く、もう、二度とあの船には乗りたくないとの事。よほどおそろしい体験だったんだろうなぁ。

 

その後、波照間に着くなり、勝手に、美しい蝶を追いかけて行方不明になった師匠。みんなが慌てたのは想像に難しくない・・・

ロケぎりぎりでスタッフに発見され、事なきを得たとの事だ(爆

 

で、その時撮った蝶の写真を見せようと探すが探せない師匠。

「沖縄の蝶は皆さん見てるからね~」と、適当に他の蝶を見せる。

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何の蝶であるか言おうとするが思い出せず「何だっけ?」「名前分かんないけど大きい綺麗な蝶。それでいいんじゃないでしょうか」「学者じゃないので無理に覚える必要がない」「そういう風にしか生きられない」と、マイペースな師匠は素晴らしすぎる。

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師匠曰く、波照間の酒場は、現地の人がやっていなかったので少し残念だった。やっぱり、地方では現地の人と交流したい。なので旅に出ている。波照間では蝶の思い出しかない、とは師匠。

しかし、エメラルドブルーの海は凄く綺麗で、北海道の海は、スカイブルー。色は違えど、青色は人の気持ちを落ち着かせる力がある。とは師匠。

沖縄と北海道では、極端な部分はあるが、自然、文化面では似通っているもがあるとは師匠の持論。

師匠、自然があるところでないと旅はしないらしい。

このロケでの一句は「蝶の舞う 刹那や命 果てるまに」

さすが、素晴らしく深い一句。 勉強になります。

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樹の妖精とのこと。

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日本最大のイトウを、90分で三匹釣ったとは師匠。

師匠曰く、釣りの達人がでも、3日で一匹釣れるかどうか、それほど釣るのが難しい魚で、師匠の記録は日本一ではないかとは、師匠の弁。

他には蝦夷リスの話も交え、技術とかではなく、自然へのアプローチが他とは違うから、生き物が寄って来るのだとは、師匠。

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師匠とからし。

愛猫のからしの死は、ものすごい深い心の傷で、今でも引きずっているみたいだ。

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ヤギのトヨコは師匠の乳母。

だけど、刺身などのヤギ料理は大好きらしい。

 

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その後、師匠のマイペース過ぎる講演会進行で、司会の方が割って入り、話途中で、最後の質問タイムになるというらしさ(汗

質問タイムも時間が押しているのに、勝手に一人追加で質問を受けるという酒場放浪記のような、自由奔放な師匠が見れたのはよかった。

 

あっそういえば、質問タイムでは、

・酒場でお金を払った事がない

(まぁ、ほぼロケ、接待なんで当然か・・)

・好きな女性は、やさしい人

理由は、以前に怖い女性と出会い、それがトラウマで今まで一人いる。とは師匠の弁。

・二日酔いをしたことがない。

おそらく、ず~っと酔っ払っているからではないか。とは師匠。

・週に二回は山に登る

ロケ先でも登山出来るように、事前に調べいるとの事。

・沖縄で好きな酒のアテは、島らっきょうと、豆腐よう。

と、お答えしていた。

 

公演会が終わり、新年会・懇親会へ。

バンドメンバーが準備しています。

もちろん、あれだよね~

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さぁ、はじまります。

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まずは舞台で乾杯し、フロアへ降り、皆と乾杯周りをする師匠。

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本当にいい人すぎて、一人ひとり写真撮影、サインを断らない師匠。

結局、時間が押して半分も乾杯周りが出来ないというw

さすがだよ、師匠。

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師匠、One Scothch Burdon One Beer を歌う。

かなり、久々に歌うとの事で、カンペ付き(笑

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歌っているうちに思い出したのか、カンペをハイボールに替えて歌う師匠。

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さらに乗ってきた。

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歌い終わり、満足そうな師匠。

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モルツビールが当たる抽選会。

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この日も、いつものように当たらない。

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なんと、最後に、カチャーシーを踊りだす師匠。

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すると、皆、舞台へ登り一緒に踊りだす。

そして、師匠、胴上げされ、見事、コザの地で宙に舞う。

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師匠、来年もまた来ると約束して宴が終わる。

しかし、皆さんおそろしいくらい師匠が好きなんだね。

今回も皆を酔わせた師匠。

人類最高の酒場詩人であり、その人間力で皆を酔わせる最強の酒盗だと思う。

さて、興奮冷めやらず、次、行きますか。 

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kazuboh-0915.hateblo.jp