いってんの沖縄食べ物とスポーツと酒

呑ん兵衛なうちなんちゅの備忘録

海邦

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なんとものどかな道の途中にそれは或る。

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その懐かしさ満載の建物に入ると、

もとぶぐちで、店のおばぁとその友人の会話が聞こえてくる。

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友人はどうやら長らく、もとぶを離れていた様子で、

店のおばぁと昔話、今話で盛り上がっている。

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ボクのおばぁも、本部んちゅだったので、

もとぶぐちは、なんとも、心が癒される。

 

懐かしいなぁ。

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そうしているうちに、ビーフチャプスイ750円が届く

具は、椎茸、キャベツ、玉ねぎ、もやし、にんじんとシャキシャキな野菜に、ガシっとした牛肉。

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この味付けは、なんだか懐かしい・・・ 特に肉の味。。。

そう、ボクのおばぁの味くぅーたぁーな、その味付けに似ている。

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アーサ玉子スープも郷愁感たっぷり。

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「チャプスイに おばぁの名残 蝉時雨」

 

名残惜しみつつ、友人を見送る店のおばぁを見て思う・・・

生きていると、良くも悪くも蝉時雨かの如く別れがある。

ここは、様々な人々の想いを紡ぐ飯屋なのかもしれないなぁ。

国頭郡本部町字北里45

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