さて、真からそのまま帰るつもりが、「昭和26年創業」に惹かれ暖簾を潜るボク。
カウンターが一席だけ空いていた。
事に酒場では運のあるボクだ。
酒は岩手の「千両男山フェニックス」。
名のとおり、復興に想いを込めた一品。
旨味、想いが十分に或る酒です。
突き出しは焼き鳥の胡麻ソース。
香ばしくて旨い。
奥は串用のおろし味噌ダレ。
串は左から、すなずり、ねぎま、はつ。
キモはタレ
よつみとは沖縄でいう通常の焼き鳥の身。
鳥取県、日置桜をお燗で2合呑んだ。
旨味、酸味、辛さバランスよく呑みやすい。
つくね
ジャズが流れる店内、串と酒を堪能する。
忙しいながらも、折り合いを見て、大将がいろいろボクに声をかけてくれる。
なんとも居心地がいい時間を過ごす。
いや~、昭和26年創業の串やには、やっぱり歴史の深さを感じましたねぇ。
どれも、突出したものではなく、今風のデカイとか、創作したものではなく、素材を活かした余分のない味。
これが、博多の串の真髄なのだろうか?
まだまだ、学ばないといけませんねぇ。
そして、お酒からも分かる拘りと、その想い。
いい酒、いい人、いい肴。
名店に出会う幸せ。
風情或る通り
「彼方より 福岡を見る おぼろかな」
博多に転勤になり悲しむが、博多を去る時になると惜しんで泣くと云う。
うん、分かるなぁ。
福岡市中央区天神1-15-3
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400103/40004178/